2011年3月28日月曜日

震災便乗のウイルス出現、原発事故の日本語情報に見せかける

福島原発.docとか書かれているword文書がいつの間にかあった場合は開かないようにした方がよさそうです。
たぶんメールとかでばらまかれていると思うのですが、うちにはまだ届いていないので中身とか内容はわからないです。


 米マイクロソフトは2011年3月24日、東日本大震災に便乗したとみられるウイルスが出回っているとして注意を呼びかけた。ウイルスの実体はWord文書ファイル。脆弱性のある環境では、ファイルを開くだけでパソコンを乗っ取られる恐れがある。

 ウイルスは、拡張子が「doc」の文書ファイル。例えば、「福島原発.doc」といった名前のファイルが確認されているという。ファイルには、Wordの脆弱性を悪用する仕掛けと、ウイルスプログラムが仕込まれている。このため、脆弱性のあるWordでこのファイルを開くと、中のウイルスプログラムが動き出し、パソコンに常駐。インターネット経由で送られてくる攻撃者の命令に従って動作する。

 例えば、攻撃者は別のウイルスを送り込んで実行したり、パソコンの情報を盗んだりすることが可能になる。どのような動作も可能なので、事実上、パソコンを乗っ取られることになる。

 同時にウイルスは、ダミーのWord文書を生成し、Wordに開かせる(図2)。これにより、ウイルスが実行されたことをユーザーに気付かせない。文書は日本語で書かれている。マイクロソフトの情報によれば、文書の内容は、原発事故に関連したニュース。ウイルスのファイル名やダミーの文書が日本語で書かれていることから、国内のユーザーを狙っていると考えている。

 今回のウイルスが悪用するのは、2010年11月10日に公開された「Microsoft Officeの脆弱性により、リモートでコードが実行される」の脆弱性。自動更新を有効にしているパソコンや、Windows Update(Microsoft Update)を実行しているパソコンでは、脆弱性は解消されている。

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