知らないと安いのを買ってしまいがちですが、用途によって使い分けるようにいくつも種類があって値段が違っているんですね。
データ転送速度が速いと連続で写真を撮る時も次が早く撮れるというのは知りませんでした。
デジタルカメラやビデオカメラ、タブレット、電子書籍端末など、SDカードを記憶メディアとして使う製品が身近なところにあふれている。
現在、SDカードには、いくつかの規格がある。たとえば、同じ形状のSDカードでも、データの転送速度やメディア容量などが、まったく異なる製品が存在するのだ。
そうしたSDカードの市場に対して、キングストンではデジタル機器ごとに適した高速で信頼性の高いSDカードを販売している。どういうSDカードであるのかを紹介する前に、SDカードの豆知識を紹介しよう。
■値段が高いSDカードには理由があった
●SDスピードクラスによってデータ転送速度が決まる
デジタル一眼レフカメラや高画質のコンパクトカメラを使っている人の中には、安価なSDカードを使用した際に、シャッターを切ってから次の写真がなかなか撮れずに困った経験をお持ちのかたはいないだろうか。これは主に、SDカードのデータ転送速度の遅さために起こる現象だ。
また、SDカードは、実際のデータ転送速度が公称値と異なることが多く、ビデオ撮影など連続したデータ書き込みが必要なコンテンツを確実に記録することが困難であった。その問題を解消する方法として、転送速度の最低レートを保証する「SDスピードクラス」が存在する。この値を見ることでビデオ撮影や連続撮影に必要な最低速度がわかる仕組みとなっている。
SDカードのラベルをよく見ると、「CLASS4」といった具合に、「CLASS(クラス)」のあとに数字が表記されている。この数字がデータ転送速度の目安を示す「SDスピードクラス」であり、数字が大きければ大きいほど、最低保証レートが高い。そして現在、SDスピードクラスには、クラス2、4、6、10の4種類がある。
Class 2: 2MB/sec(16Mbps)
Class 4: 4MB/sec(32Mbps)
Class 6: 6MB/sec(48Mbps)
Class 10: 10MB/sec(80Mbps)
●どこが違う?SDカードの規格
SDカードには、SDスピードクラスのほかに、メディア容量に応じてSD(2GBまで)とSDHC(4GB~32GB)、SDXC(32GB以上~2TB)という3種類の規格がある。それぞれの規格ごとに対応機器が異なる。
SDの規格は上位互換なので、SDXC対応機器はSD/SDHC/SDXCを利用できるが、SDHC対応機器はSD/SDHCの2種類、SD対応機器はSDのみをサポートする。SDXCのSDカードを購入する場合には、対応機器が限られるので、とくに注意が必要だ。
高速なSDカードには、高価なパーツを使用しているため、どうしても値段が高くなる傾向にある。一方、速度の遅いSDカードは、通常安価なパーツを使用し、価格も安いのだが、最近の高性能なデジタルカメラの場合、処理速度が速すぎてついていけなかったりする。
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